ある日の夕方、新聞を見ていたらものすごく大きな広告が。

幼いころに憧れた、夢の世界がここにあります。
華やかによみがえる王朝の夢の世界
華麗なる王妃の食卓芸術
~バラと天使とお菓子の物語~
という、なんとも華やかなキャッチコピーが踊っています。花に吸い寄せられる蝶々のように(蛾?)、広告に見入ってしまいました。
この広告は、なんば高島屋で行われている今田美奈子さんのイベントでした。ヨーロッパのお姫様たちをイメージしたテーブルセッティングやお菓子の数々が展示されているもの。
今田美奈子さんとは、洋菓子教室を開かれていたり、フランスから文化勲章をもらわれたり、という、その筋ではすごい方。今年が35周年だそうで、その記念イベントでもありました。
子供のころ、自宅に今田美奈子さんのお菓子の本があり、きれいにデコレーションされた夢のようなお菓子がずらずらと並ぶその本を見ては、いいなあ、作ってみたいなあ、と憧れを抱いたものでした。まさに、「幼いころに憧れた、夢の世界」です。
さて、ということで日曜日に見に行ってきました。
残念ながら、中は一切撮影禁止だったのでひとつひとつを写真ではご紹介できないんですが、マドレーヌやクグロフなど、たくさんの焼き菓子の展示と、マリーアントワネット、マリアテレジア、エリザベート、エカテリーナ2世など、歴代のお姫様をイメージしたテーブルセッティングが配置されていました。銀食器や花、ローソク立てなどできれいに飾られたテーブルは圧巻でございました。 それぞれのテーブルには、お姫様を紹介する文章も添えられて、軽く歴史にも触れることができて充実していました。
今回、すごいなあと思ったのは、王室御用達の窯元の食器を使ったり、ヨーロッパの現地の工房に特注して当時の食器を復元してもらうなど、歴史に基づいた当時の食卓を再現されているところ。さぞかし大変な準備だったことと思います。
食卓展のすばらしさもさることながら、今田美奈子さんの存在の大きさも実感しました。
協賛・後援している企業は、読売新聞、イタリア大使館、オーストリア大使館、フランス大使館、有名食器メーカーの代理店、その他メーカーや観光施設にいたるまで、たくさんのバックアップがあり、さらに 生徒さんと思われる方の人数もすごい・・。食卓展の中で 展示されているお菓子のほとんどが生徒さんの制作によるもの。パンフレットを見ても生徒さんの名前だけでページが埋まってしまうほどの数です(汗)
今田美奈子さん、というおひとりに対してここまでたくさんの人が動く、というのが、きっとカリスマ性があり、人をひきつけるだけの魅力のある方なんだろうなあ、と思ったのでした。
イベント会場を出ると、目の前に今田美奈子さんが座っていらっしゃいました。本を買った方にサインをしてくださるようです。
もともと、本を買うつもりはなかったんですが、小さいころから存じている方のサイン・・・ちょっと心が揺らぎました。そこへ、さらにたたみかけるように、娘から「この本、ほしい!」と強くせがまれ・・・。買っちゃいました。「お姫様養成講座」という本。 たくさんの本が並んでいましたが、これは漫画になっていて読みやすそうだったので。
今田美奈子さんに対面すると、とってもおだやかな、やさしい雰囲気の方で、欧州で数々のマナーなどを学んでこられた品格の高さがにじみ出ていました。
今、少しずつお姫様養成講座 を読んでおります。お姫様に対する印象が変わりました。華やかな部分しか見えにくいですが、実は強さ、配慮、など完璧人間であることを求められるのです。たとえば芯が強く、マスコミに屈しない、常に微笑を絶やさない、自ら握手の手を差し伸べる、みなさんと平等に接する、などなど、大変です。そして、タイトルはお姫様、となっていますが、実は現代女性も取り入れるべき内容として解説されているので、買ってよかったと思いました。
いつもせかせかとあわただしい毎日を送っているわたし・・・。この本を読んで、少しは落ち着いた雰囲気を見にまといたいもんです。